2020/06/12 21:27
誰もが名を知っている
“ポンパドール夫人”。
本名ジャンヌ=アントワネット・ポワソン
このポワソン家のPoissonは英語にするとFish、、、魚なので
遡れば魚屋の家系だったのでは?と言われているポンパドール夫人。
銀行家の娘としてパリの2区に生まれます。
2区と言っても1721年ですから、不衛生で混沌とした下町だったのではないのでしょうか?
平民の身分でありながらもブルジョワ階級の娘、生まれ持った美貌も助けて、
貴族以上の教育を受けたとか、、、。
そんなジャンヌ=アントワネット・ポワソンがルイ15世の公妾として
ポンパドールの公爵号を貰うまでの物語は
本当に、本当に面白いです。
フランス革命を調べていると、必然的に遡って、
ルイ15世やポンパドール夫人も勉強しなくてはならくなって色々調べましたが、
一般的に知られてる
“政治に口出しをした悪い女”
“ルイ15世を陰で操った女”
のイメージよりも、勉強家で、音楽や絵画、文学、演劇などの芸術はもちろん
建築や家具、食器などにも精通していた様で、
現在のフランスの文化を語るに、なくてはならない人でした。
「MON HEURE EST VENUE.」
ー 私の時代がきた ー ポンパドール夫人が言ったと云われる言葉。
調べても調べても(結構真剣に調べたのですが)フランス語の文書でも
出て来ませんでした笑
でも、彼女の時代はあったと思うし、
彼女が時代を手に入れる為の努力は、並大抵の物ではなかったとか、、、、。
ポンパドール公爵夫人の女性の目線が産んだ
生活するための美しい物。
(それまでは木の皿や、何の味気もない銀食器から画付された陶磁器へ)
La douceur de vivre
に敬意を込めたTシャツです。